「北海道と露極東が協力具体化へ」(ロシアの声、ロシアNOW):阿修羅♪

「北海道と露極東が協力具体化へ」(ロシアの声、ロシアNOW):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/09/ishihara13/msg/703.html<







(ロシアの声)

http://japanese.ruvr.ru/news/2014_06_07/273269056/





6月 7 , 11:39





沿海地方に照準を合わせる北海道のビジネス





© Photo: Flickr.com/Wirawat Lian-udom





ロシア極東のウラジオストクは、重要な国際イベントの場になる機会が増えている。最近では15年間で初めて、北海道とロシア連邦極東地域との経済協力 に関する常設合同委員会の第20回定例会議がウラジオストクで開かれた。北海道の日本企業のプレゼンテーションや、露日企業間のビジネス対話が行われ、参加者リストによると、建設、輸送サービス、水産加工、農業、銀行関連、医薬品、観光、ホテル業など、ほぼ全てのビジネス分野の代表者たちが参加した。



沿海地方と日本の北海道銀行の代表者たちが、具体的なプロジェクトや協力の方向性について協議するために、ビジネスセミナーも企画された。セミナーには、プレゼンテーションを行い、沿海地方の起業家たちと協議した北海道のビジネスマン40人以上が参加した。



沿海地方国際協力・観光発展局の対外経済政策課のアレクセイ・パヴリコフ専門家は、「これは、沿海地方と北海道の協力が順調に発展していることの重要な指標だ」と述べ、次のように語っている。



「北海道のビジネス界のプレゼンテーションが行われた。沿海地方のビジネス界の代表者たちは、北海道のビジネス界の代表者たちと交流した。この会議に対する日本側そしてロシア側からの関心は高い。定例会議への参加者の募集は5月から受付が始まったが、開催直前まで申し込みが続いた。この会議は、沿海地方と北海道の協力が順調に発展していることの重要な指標であり、日本のビジネス界は、ウラジオストクを共同プロジェクトを発展させるための投資を呼び込む有望な中心地だと考えている。」



2013年3月、ウラジオストク北海道銀行の駐在員事務所が開設された。これは、具体的な協力結果の一つだ。北海道銀行ウラジオストク駐在員事務所の重要な事業の一つは、両国の協力プロジェクトの実現を促進すること。双方は、沿海地方でのてんさい糖製造に関する分野での協力に関心がある。また日本側は、沿海地方からの農作物の輸入や、沿海地方でのソバ栽培などにも関心を持っている。さらに医療分野も有望な方向性の一つだ。ウラジオストクにあるサナトリウム「ストロイテリ」には、最新の医療設備が整えられた露日初の画像診断センター「北斗」が開設されている。





リュドミラ サーキャン, 露日関係, 経済











(ロシアNOW)

http://jp.rbth.com/business/2014/06/06/48617.html





北海道知事、ウラジオ札幌直行便を提案





2014年6月6日 吉村慎司





北海道の高橋はるみ知事が6日午前、ウラジオストクでウラジーミル・ミクルシェフスキー沿海地方知事と会談した。高橋知事は札幌(新千歳空港)とウラジオを結ぶ航空便の開設を提案し、ミクルシェフスキー知事は「乗客数次第ではチャーター便の段階を経ずに、いきなり定期便を飛ばすこともありうる」と前向きに応じた。沿海地方知事は今年9月に札幌を訪ねる意向を表明。その際、沿海地方の企業を引き連れて渡航する構想を明らかにした。





代表撮影





会談は沿海地方政府庁舎内で行われ、同じく訪露していた北海道銀行の堰八義博頭取も同席した。まずミクルシェフスキー氏が、経済特区設置やLNGプラント建設など極東発展に関するプロジェクトを紹介。これに対して高橋氏が、医療、観光、環境、エネルギーなど幅広い分野での協力・連携を提案した。道知事が前回ウラジオストクを訪問したのは4年前で、ミクルシェフスキー氏との会談は初めて。



今回高橋知事は、北海道と沿海地方ハバロフスク地方、サハリン州の官民でつくる「経済協力に関する常設合同委員会」の20回目の開催に合わせて、5日にウラジオストクに入った。同日サハリン州副知事と会談したほか、ウラジオ市内のホテル内に設けた展示施設「北海道ショールーム」で挨拶し、道から持ち込んだ食品などの特産品を地元企業人らにアピールした。



沿海地方では今年3月、それまでサハリン州に事務所を構えていた道銀がウラジオ事務所を新設。これに関連して6月4日から7日にかけ、道銀の取引先企業約30社を含む計60人強のビジネス視察団がウラジオを訪問しているところだ。北海道も道銀ウラジオ事務所に職員を派遣している。高橋知事は6日、道銀が主催したビジネス交流会でもスピーチし、「パウダースノー」と呼ばれる雪質を生かしたスキー観光や、寒冷地向けの建設技術などを軸にしたビジネス連携を呼びかけた。











(ロシアNOW)

http://jp.rbth.com/business/2014/06/10/48671.html





北海道と露極東が協力具体化へ





2014年6月10日 イリーナ・ドブルィシェワ, ロシアNOWへの特別寄稿





「北海道とロシア連邦極東地域との経済協力に関する常設合同委員会」第20回定例会議が、ウラジオストク市で行われた。





セルゲイ・ソコロフ撮影





2012年に定められた経済協力プログラムがいかに実施されているか、何が障壁となっているかなどについて、出席者は意見交換した。何よりもロシア極東と北海道の交通が不便であることが問題となっている。日本側が指摘したのは、「通関手続きに時間がかかること」。常設合同委員会支援のもとで実施される「プロジェクト一覧の作成加速化」が、総括の中心項目となった。



北海道がどのような分野で極東と協力する用意があるのかについて、高橋はるみ知事が語った。それは北海道で生産される商品の輸出以外に、「食品生産、農業、医療、観光分野における技術協力」、また「極東の寒冷気候下での快適な生活条件実現、環境保護、リサイクルへの支援」だという。





大規模農業プロジェクトが進展



ここ数年、農業と農工業分野のプロジェクトの作業が、日本側から活発化してきている。サハリンでは北海道食品産業協議会との協定にもとづき、野菜貯蔵庫とジャガイモ貯蔵庫の刷新、ブロイラー工場の創設などが計画されている。



沿海地方では北海道のビジネスマンが、輸出用にタマネギの栽培を始めた。来年は米、大豆、トウモロコシ、カボチャの栽培も加わり、作付面積は約1000ヘクタールになる。



来年は常設合同委員会にアムール州も参加。同州では北海道のビジネスマンが大規模な大豆とソバの栽培プロジェクトを始める。



日本側が特に関心を示したのは、保健分野での協力拡大、医療を目的とした北海道観光の増加だ。ウラジオストク市郊外では1年前、日本とロシアの合弁事業による「北斗画像診断センター」が開設され、すでに3000人以上の患者に対して診察が行われた。センターを完全な診療所にして、2015年にはロシアの義務医療保険システムに加える予定。今のところ、「海外医療観光客」の大半を受け入れているのは韓国。沿海地方からだけでも、韓国に行く人は年間5000人に達する。





潜在的な需要がいろいろ



極東には、「寒冷気候下での快適な生活条件整備支援」に対する需要もある。サハリン州投資・対外関係部のエカチェリーナ・コトワ部長はこう話す。「北海道の寒冷気候条件下の建設技術を適用しながら、サハリンの主要な空港を現代化し、多機能文化センター、診断・リハビリ・センターを建設しようと考えている。住居のガス化と交通の分野の経験も見ならいたい」



常設合同委員会の会議の出席者全員が、交通手段なしに観光や貿易の計画、また商談などを実現するのは難しいことを認めた。より有利な状況にあるのはサハリン。札幌−ユジノ・サハリンスクの飛行機の定期便と、稚内コルサコフの船の定期便がある。高橋知事は沿海地方のミクルシェフスキー知事との会談の中で、札幌−ウラジオストクの航空便の開設を提案した。



北海道代表団のウラジオストク訪問の最後には、新たな商業的接触を求める33社の日本企業の代表との会合も行われた。食品、農機、中古車、交通および物流分野のサービス、老人ホームの設立、また水産物の加工や住宅建設の共同プロジェクトなど、幅広い提案が行われた。協議はB2B形式で行われたが、常設合同委員会の支援を受けながらの、新たなプロジェクトが生まれる可能性がある。











(参考:いずれも「ロシアの声」の記事)



日本とサハ共和国、協力深める:極寒体験の場

http://japanese.ruvr.ru/2014_01_23/127727939/



ロシア産穀物に関心を示す日本

http://japanese.ruvr.ru/2014_01_24/127762277/



ロシアの畑で大豆を育てる日本

http://japanese.ruvr.ru/2014_04_19/271414718/



シベリアにバイオトイレ

http://japanese.ruvr.ru/2014_04_28/271760000/