「マレーシア首相の日本訪問」(IRIBラジオ日本語):阿修羅♪

「マレーシア首相の日本訪問」(IRIBラジオ日本語):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/14/asia15/msg/334.html







(IRIBラジオ日本語)

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/45380-%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%8C%E3%80%81%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82%E6%8B%A1%E5%A4%A7%E3%82%92%E5%BC%B7%E8%AA%BF





2014/05/22(木曜) 19:41





マレーシアが、中国との関係拡大を強調











マレーシアのナジブ首相が、アジアでの緊張が高まっている中、中国との関係拡大を強調しました。



日本を訪問中のナジブ首相は、日本のある新聞社とのインタビューに応じ、アジアで領土問題が深刻化していることに触れ、「こうした見解の対立が、マレーシアと中国の関係の戦略的な重要性を危険に陥れるようなことがあってはならない」と語っています。



なお、マレーシアとともにASEAN東南アジア諸国連合の加盟国であるベトナムとフィリピンは、南シナ海の島々の一部の領有権をめぐり、中国との対立を深めています。











(IRIBラジオ日本語)

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/45394-%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%8C%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%81%AE%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E5%8C%96%E3%82%92%E6%87%B8%E5%BF%B5





2014/05/22(木曜) 22:25





マレーシア首相が地域の軍事化を懸念











マレーシアのナジブ首相が、アジア諸国の防衛費の増加に懸念をあらわしました。



ドイツDPA通信によりますと、日本を訪問中のナジブ首相は、「この25年、アジア諸国の軍事費は187%増加した」と語りました。



さらに、「地域の争いは各国の協議によって解決されるべきであり、軍事的解決策は選択肢として考慮されるべきではない」と語りました。



また、「1988年、アジアの軍事費は世界全体の軍事費の8%にあたったが、2012年、この割合は20%に達した」と語りました。



ナジブ首相は、「自衛は世界各国にとって合法的なものだが、政府は自国の国益を守るために、外交を政策に入れるべきだ」としました。



また、「世界各国は互いに手を取り合い、世界の安定と治安の確立に向け、関係を互いに拡大する必要がある」と述べました。



さらに、「アジア諸国も信頼醸成によって自らの対立を協議を通じて解消すべきだ」としました。



ナジブ首相は、21日水曜、2日間の日本訪問のため、東京入りしました。



ナジブ首相は、安倍総理大臣との会談で、両国、地域の多国間の海上安全保障や経済協力に関して合意しました。











(IRIBラジオ日本語)

http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/45397-%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%A8%AA%E5%95%8F





2014/05/22(木曜) 22:37





マレーシア首相の日本訪問











ホセイニー解説員





マレーシアのナジブ首相が21日水曜、2日間の日本訪問のため、東京入りしました。ナジブ首相は安倍総理大臣との会談で、両国や地域の多国間の経済協力や海上の安全保障に関して合意しました。



専門家の多くは、地域の海域における緊張が高まっている中での経済協力の拡大に向けた日本とマレーシア首相の合意と海上の治安をめぐる合意を重要なものと見ています。



マレーシアは最も重要な国際水路、つまりマラッカ海峡を支配することで、海の貿易の安全保障において大きな役割を果たしています。マレーシアは何度となく、この海峡におけるアメリカ軍の駐留と安全保障に関するアメリカの提案を拒否してきました。マレーシア政府は、地域諸国は、この地域の安全確保において必要な能力を有していると考えています。このため、海の安全保障に向けた日本とマレーシアの最近の合意はこの方向で重要な歩みとみなすべきでしょう。この合意はとくに、各国が南シナ海東シナ海で中国との対立を高め、中国と日本の関係の悪化に繋がっている中で、大きな重要性を帯びています。



現在、マレーシアだけでなく、シンガポールインドネシアなど他の地域諸国も地域の緊張の高まりに懸念を示しています。マレーシアは南シナ海で中国と対立している国々の中で、これまで緊張から遠ざかり、より柔軟な対応をとっていました。マレーシア政府は、中国との関係を重視し、現状において領土問題は地域諸国と中国との関係に影を落としているだけでなく、アジアの経済協力の流れに深刻な打撃を与えるだろうと考えています。



こうしたマレーシアのアプローチに注目し、アナリストの多くはマレーシア首相と安倍首相の東京での会談を重要なものと見ています。この会談が日中の対立の緩和に繋がるのであれば、それを東アジアと東南アジアの経済協力の拡大に向けた重要な歩みと見なすことができるでしょう。



多くの専門家は、中国とマレーシアの関係の戦略的な重要性に関するマレーシア首相の22日木曜の表明をこの方向で再度強調したものと見ています。ナジブ首相は日本経済新聞のインタビューで、中国との関係に関して、「我々は各国との関係に関する大きな展望を持つべきだ。中国との関係を単独の問題として説明すべきではない」と述べています。彼はさらに、マレーシアとアジアの領土問題を切り離すと共に、「この意見の対立が中国とマレーシアの関係の戦略的重要性を危険にさらすべきではない」と述べました。



マレーシアは、中国との戦略的な関係の他、日本とも大規模な経済関係を有しています。日本はマレーシアにとって第3位の貿易相手国であり、2012年の両国の貿易額は470億ドルをこえました。このため、安倍首相との会談でのマレーシア首相の表明の重要な部分は、両国の協力、とくに経済部門での協力にあてられています。日本は2020年の開通を目指し、特急列車の鉄道敷設においてマレーシアに技術支援を行う予定です。この鉄道網の敷設に向けた合意は、安倍首相の今年初めのマレーシア訪問の中で成立しました。その中で、両国の首脳は最新の技術に関して協力を行うことで合意しました。さらに日本は、特急列車網の敷設、水とゴミ処理に関するプロジェクトにおいて必要な技術をマレーシアに提供します。マレーシアはさらに、同国における日本の投資家や金融機関の投資の増加を求めています。日本も、マレーシアにおける、とくに技術やインフラ整備における協力の強化の目的を、マレーシアが東南アジアの投資の中心になるよう支援することだと発表しています。



このためマレーシアと日本の首相は、22日の会談で、地域における他国間の経済協力、とくにTPP環太平洋パートナーシップ協定に関して、話し合いを行いました。日本はマレーシアと共に、TPPの一部条項に反対しています。こうした中、TPPの早期署名に向け、この2カ国に対するアメリカの圧力が続いています。TPPについては、アメリカやアジアの12カ国による加盟交渉が行われています。











(参考:日・マレーシア首脳会談(概要):外務省サイト)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea2/my/page4_000479.html