アングレームの漫画展示:韓国人「慰安婦」が論争を引き起こす(AFP - RFI):阿修羅♪

アングレームの漫画展示:韓国人「慰安婦」が論争を引き起こす(AFP - RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/454.html





(Exposition BD à Angoulême: les «femmes de réconfort» coréennes déclenchent une polémique :RFI)

http://www.rfi.fr/culture/20140203-exposition-bd-angouleme-femmes-reconfort-coreennes-declenchent-une-polemique





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発表2014年2月3日・更新2014年2月3日15:29




アングレームの漫画展示:韓国人「慰安婦」が論争を引き起こす









記者 AFP





「漫画祭は韓国のプロパガンダに汚染されている」:戦争中、日本軍によって売春を強制された韓国人「慰安婦」を描いたアングレームの展示のために、日本ではこの数日、フランスについてのこうした主旨のメッセージを時折見かける。



日本帝国陸軍による朝鮮占領の時に日本兵の性奴隷の状態に追いやられた韓国人たちがおり、この問題は東京とソウルの関係にずっとに悪影響を及ぼしている。



第2次世界大戦の間、200,000人の女性−特に韓国・中国・フィリピンの人たち−がこの慣行の被害を受けたと、大部分の歴史家は考えている。



「これは非常にデリケートなテーマで、こうした(韓国の視点を一方的に示した)展示は日本と韓国の難しい関係を悪化させるだけだ」と、Te Satomiというネット利用者が、この展示会を紹介した在日フランス大使館のフェースブックページに遺憾な思いを投稿した。



「このイベントは若者たちの教育にとっても、適しているのは疑いない。万一のために慎重さを示すべきだ」と、この投稿者は非常に長いコメントを付け加えている。この歴史論争は、ほぼ同時期に就任した安倍晋三・日本首相と朴槿惠・韓国大統領が、公式な会談をずっとせずにいる理由の1つだ。





プロパガンダの道具?



「私はフランスが大好きだが、率直に言えば、漫画がプロパガンダの道具のように使われているのが残念だ」と、別の投稿者はさらに踏み込む。「このテーマについての日本の視点が忘れられた、こうした不公平について、フランスは日本に釈明すべきだ」と、何人もの発言者が主張している。



「このテーマは韓国政府が私たちに提案したものだが、アーティストたちは全く自由に構想し、全く独立していた」と、漫画祭のフランク・ボンドゥ事務局長は弁解する。そして、こう付け加える。「私たちは立場を取らないし、何らかの立場による懐柔の試みがあるということについては容認していない。」月曜日の昼間の段階では、在日フランス大使館はフェイスブックのページなどに反応をずっと示していなかったが、コメントを後ほど投稿することを検討しているとのことだった。



その間、さらに、この同じテーマについて不適切と判断された内容が描かれているとの理由で、日本の小出版社ネクストドアが、開催日の前日にブースを閉めなければならなくなったことが分かると、その討論フォーラムに激烈な怒りが爆発した。「私は殆ど準備を終えていたのに、私には辞退して頂くのが好ましいとの手荒な通知を受けた」と、件の編集者・藤井実彦(ふじい・みつひこ)氏は説明し、「食い違い」のことを語った。「私はこの問題について、日本の見方も同じように示されるようにしたかっただけだが、フランス人にとって不快に見えるかもしれない箇所が、漫画の一部にあったのは明らかだ。私はそれを無視していたので、そのことは今回の事件でやはり被害を受けた主催者の皆さんに謝る」と、彼は付け加えた。





漫画を通した理解



それでも藤井氏は、今後は、政治的なテーマが慎重に扱われるように、漫画祭の論争が教訓になって欲しいと望んでいる。「この論争は日本も韓国も、外部へのプロパガンダのテーマとせず、自分たちで解決しなければならない」と、彼は付け加える。日本メディアもまた、この展示会に関する問題を詳しく伝えた。



岸田文雄・日本外相は、この出来事が「漫画を通じた国際的な理解と平和を深めたいという意向に反する」ニュアンスを帯びたことに、残念だと語った。







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韓国の展示:「しおれない花」、アングレーム劇場地下展示場にて1月30日木曜日から2月2日日曜日まで。製作:韓国政府、韓国漫画映像振興院、韓国漫画協会、舞台監督:シン・ミョンファン。











(投稿者より)



RFIサイトに掲載されたAFPの記事です。訳はこなれていないところがあるかも知れません。また、誤訳もあるかも知れません。ご容赦下さい。



今回のアングレーム国際漫画展の話題は、「阿修羅」にもかなりの投稿があります。漫画の話題なので本来は「文化」板に載せるべきかも知れませんが、この話題について、これまでの投稿は全て「政治」板に載せられましたので、私も倣いました。



"Des Coréennes ont-elles été réduites à l'état d'esclaves sexuelles de soldats nippons lors de l'occupation de la Corée par l'armée impériale japonaise"「日本帝国陸軍による朝鮮占領の時に日本兵の性奴隷の状態に追いやられた韓国人たちがおり」、書き出しの時点で事実を見誤っているように私には思えるのですが、つまりは、これが海外の認識なのだと思います。それでも、そこに付け入る勢力があるという現実については、やはり政府が何とかすべきです。



「じゃあ本当はどうなの?」といった部分では、ウィキにかなり詳しい説明があります。史実としてはその通りだと思うのですが、それでも、見る人の主義主張によって様々な見解が出てくるでしょう。ただ、嘘の上に論理を構築するのは、やはり禁じ手です。



人権擁護の旗手を自任しているお国柄ですが、その一方で、そうしたお隣さんの増長に私たちがどれだけ怒っているか、気が付かなかったのかも知れません。



いずれにせよ、余りにも一方的に韓国の側に立ちすぎた当事者の姿勢に、さすがに拙いと思ったのでしょうか、AFPがバランスを取るような記事を書き、それをRFIがサイトに載せています。記事発表から10日余り経っていますが、今回ご紹介しました。