「福島第1原発の汚染水漏れ」(RFIの記事):阿修羅♪

福島第1原発の汚染水漏れ」(RFIの記事):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/841.html





(Fukushima: des taux très élevés de radioactivité relevés dans les eaux souterraines de la centrale: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20130619-fukushima-taux-tres-eleves-radioactivite-releves-eaux-souterraines-centrale





日本−記事発表:2013年6月19日水曜日13:23−最終更新:2013年6月19日水曜日13:23





福島:発電所地下水の放射能数値がかなり高いことが明らかになる





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福島発電所の貯水タンクの脇にいる作業員、2013年6月12日。

REUTERS/Noboru Hashimoto/Pool/Files




記者 RFI





福島発電所の下にある地下水で、ストロンチウム90やトリチウムなど、放射性の強い物質が発見された。非常に危険なこうした放射性物質は、原子炉を冷却するために使用された水から検出されたが、折しも、発電所を運営する東電は、汚染水の貯蔵を続けるために、放射能濃度の低い汚染水の保管場所がなくなった場合に、太平洋に放出する承認を政府から得ようと模索していた。





報告 RFI東京特約記者 フレデリック・シャルル



福島発電所の地下水から発見されたストロンチウム90は、原子炉内部のウランとプルトニウムの溶融による派生物だが、核兵器でも同様に発生する。



原子炉2号機から計測されたストロンチウムの数値は、この6カ月で100倍になっている。原子炉は太平洋に非常に近いが、ストロンチウムに汚染した地下水が流出することはないと、事業者・東電は確言している。



原子炉の冷却により、毎日400トンの高濃度汚染水が発生する。その一部が原子炉から漏れ、土壌の中に流れ込む。東電は最早、汚染水を貯蔵するための十分なタンクも場所も、発電所の用地になくなった。用地内では300,000トン以上の水が既に貯蔵されている。



9月には、1日あたり250トンの水を浄化した上で太平洋に放ちたいと、東電は希望している。しかし、漁民たちは、いかなる水も海洋に流すことに反対している。











(Japon: les eaux contaminées de Fukushima: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20130730-japon-eaux-contaminees-fukushima





日本−記事発表:2013年7月30日火曜日22:58−最終更新:2013年7月30日火曜日22:58





日本:福島の汚染水





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福島原発3号機、2013年7月18日。この原子炉は、2011年3月11日に日本を襲った地震による被害を最後に受けた。

REUTERS/Kyodo




記者 アルノー・ジューヴ





2011年3月11日の津波のために福島第1原発のポンプが破壊されてから、この原子力災害の処理に携わる人々にとって、水の管理の問題がずっと心配事の中心となっている。原子炉の冷却のために利用した、あらゆる水源から大量に放たれた水が、解決と問題を同時にもたらした。先日、高濃度に汚染された地下水が海の近くで見つかり、このため日本の原子力規制当局は、陸上・海洋環境に重大な汚染をもたらし続けている、この大事故の推移を理解し調査するために動き始めている。





2011年3月11日、日本中央部の太平洋沿岸にある福島発電所は、強力な地震や、それに続く破壊的な津波に直面する。津波発電所用地の一部を呑み込んでいく。この津波は数々の設備を破壊するが、原子炉の冷却に必要なポンプもそこに含まれ、このため原子炉は間もなく温度の急上昇を始め、危険な温度となる。



危機状態の発電所を指揮する吉田昌郎所長は7月中旬に死去し、今日ではヒーローとして知られているが、経営陣から次々に届いた技術的に非常識な指示に対し、彼は知性と勇気を以てこれらに背く。彼は原子炉2号機に海水を注入すると決める。最悪の事態が回避でき、東京からも避難せずに済むのは、おそらくこの行為のためだ。



3月12日土曜日午後、原子炉1号機建屋が吹き飛ぶ。3月14日には、原子炉3号機がそうなるだろう。何倍も大きな火災と爆発があり、主に日本の中央東部の海と数々の土地を汚染する。100,000人が避難することになる。



発電所を運営する東電は以後数カ月の間、災害を食い止めて破滅的な展開を迎えないよう試みていく。作業員たちは大量の放射能のために、事故を起こした地点に近づくことができないが、それでも使える水は全て使い、あらゆる手段を用いて原子炉を浸している。



放射性元素に接触すると、水は非常に強く汚染していき、発電所の全ての構造物の中に集まっていき、一部の地点を水浸しにする程度まであちこちで浸み込んでいき、作業員たちの仕事を複雑にしている。東電はまた、水を処理して放射能を減らすために、外国の技術を求めなければならなくなるだろう。それでも、この汚染水を海洋に投棄するという、いくつかの出来事を止めることはできないだろう。



大事故が始まって2年が経ち、現存する6基の原子炉のうち、1・2・3号機は溶融して今でも入ることができない。燃料棒が入っている4号機のプールは、脅威にさらされている。空と海の汚染は続いている。





地下水に重大な汚染



東電は2013年6月末、地下水が汚染していたとしても、発電所の構築物によって引き留められるために、海に溢れ出る可能性はないと言い切った。東電によれば、さらに、海中で実施した分析の結果、放射性物質の異常な上昇は表れなかった。



それでも、この同じ期間に、原子炉と海の間にあるトレンチで採取した地下水に対して行われた計測の結果、異常な汚染の数値が表れた。



この標本からは、ストロンチウム90などのベータ線が1リットル当たり3,000ベクレル以上発生していることが示されており、また、当局が承認した線量の8倍の高さの水準のトリチウムが認められた。



去る7月3日、東電は地下水の汚染を計測するために、海から25mの場所に新たな井戸を掘ったところ、1リットル当たり4,300ベクレルの水準が表れた。7月5日、同じ場所で、1リットル当たり900,000ベクレルを超える驚異的な水準となった。海水での許容上限線量の数万倍高い水準だ。



事業者にすれば、汚染した管が存在するためだとの説明が可能かも知れない。しかし、この主張は長続きしない。何しろ、その日以降にこの同じ場所で、セシウムの著しい上昇が観測されたのだ。3日間で記録された数値が示すところでは、セシウム134は1リットル当たり99ベクレルから11,000ベクレルとなるだろう。セシウム137は1リットル当たり210ベクレルから22,000ベクレルに上昇するだろう。セシウムの水準は90倍になるのだ。





原子力規制当局が反応する




この数値が発表されるや否や、原子力規制当局NRAは、この突きつけられた放射能漏れの増大に懸念を表明した。この新しい独立組織は2012年9月19日に設立され、日本の環境庁の所管となり原子力に関する諸活動の規制を担当する。7月中旬に、田中俊一委員長は明言している。「濃度の強弱はあれ、海の汚染は続いていると私は考えている…事故の時に海は汚染されたが、それが2年間続いて今回の事例となっていると、私は考える。絶対的な優先事項は、あらゆる可能性あるシナリオに対応できるよう、計画を練っておくことだ。」



7月末、NRAは、地下水の汚染原因についての調査を始め、また、水産環境汚染の監視を担当するチームを創設すると発表した。











(Japon: nouvelle situation d'urgence à Fukushima: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20130806-japon-fukushima-urgence-fuites-eau-radioactivite-tepco





日本/原子力−記事発表:2013年8月6日火曜日14:39−最終更新:2013年8月6日火曜日14:39





日本:フクシマに新たな緊急事態





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日本・福島発電所内の汚染水貯蔵タンク

REUTERS/Kyodo




記者 RFI





日本でとっくに過ぎた出来事との巡り合わせ。今週、この国は広島と長崎の原爆投下から68年目を記念するが、一方で、福島原発の下に位置する地下水面の汚染水が太平洋に溢れ出ている。発電所の事業者・東電は、事故の程度について初めてコミュニケを発表し、公的な当局も即座に反応した。





「時は重大である」と、日本の原子力規制当局は確認した。福島の大事故から2年以上が経ち、放射能濃度の高い水漏れが新たに発生して太平洋に溢れ出しつつある。この水漏れは地面の下にある地下水面から発生しているが、その水位が水漏れを防ぐために建設された障壁よりも高くなった。



発電所を運営する東電は7月末まで、この水は地下に留まっていると強く主張していた。数週間の否認の後、東電は水の流出する可能性があるとついに認めた。また、8月4日日曜日、この水漏れに関する推計を東電は初めてコミュニケを発表した。2011年5月から今年7月まで、20兆〜40兆ベクレル。非常に高い汚染数値だ。



東電は現在、化学物質を地下に注入して土壌を固化し、放射性の水の移動を回避しようとしている。しかし、日本メディアによれば、この手法では1.8mよりも深い地点でしか効果がないため、現在、汚染水は溢れている状況だ。環境に対してどの程度の脅威となるか、はっきり認識されていないが、この水漏れは、海洋動物の健康とそれを食べる人体の健康に影響を及ぼすだろう。











(Fukushima: 300 tonnes d'eau contaminée se déversent chaque jour dans le Pacifique: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20130807-japon-fukushima-nucleaire-radiocativite-shinzo-abe





日本−記事発表:2013年8月7日水曜日14:04−最終更新:2013年8月7日水曜日21:24





福島:毎日300トンの汚染水が太平洋に溢れ出ている





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福島発電所を空から見る。

REUTERS/Kyodo/Files




記者 RFI





2011年3月の地震津波のために損壊した福島発電所から、毎日300トンの汚染水が太平洋に溢れ出ているかも知れない。安倍晋三首相は水曜日、水漏れを食い止めるための取り組みを強化すると約束した。首相は経産相に、緊急に行動するよう指示を出した。





報告 RFI東京特約記者 フレデリック・シャルル



福島発電所を運営する東電でなく日本政府が、初めて、太平洋に毎日流れ出る放射性の水の推計量を提示した。約300トンだ。



しかし、この水の汚染濃度について、政府はいかなる情報も提供しなかった。水の一部にはストロンチウムが含まれている。これはウランとプルトニウムのと溶融による派生物で、原子炉や核兵器の中で使用されている。





タンクの一部はもはや保水機能を果たせなくなっている



この数週間、東電は、貯蔵施設への負荷を軽減して大きなリスクにしないよう、この水の一部を放出したいと、福島県の漁民の説得に努力している。



この汚染水を海に放つこと以外に、東電には選択肢がない。貯蔵設備の容量が限界に達したからだ。さらには、事故から2年以上が経ち、強い地震活動も続いているため、タンクの一部はもはや保水機能を果たせなくなっている。











(Fukushima: le gouvernement japonais reconnaît des fuites d'eau contaminées dans l'océan, mais guère plus : RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20130807-japon-gouvernement-fuites-centrale-fukushima





日本−記事発表:2013年8月7日水曜日21:05−最終更新:2013年8月7日水曜日21:28





福島:汚染水が海洋に漏れていることは認めるが、これ以上は増えないだろうと、日本政府





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閣僚たちに取り囲まれた安倍晋三・日本首相(中央)、2013年8月7日、東京・国会の衆議院本会議場。

REUTERS/Issei Kato




記者 RFI





日本政府は8月7日水曜日、福島発電所から海洋に水が漏れていることを認めた。諸当局が提供した情報によれば、毎日300トンの汚染水が流出していると評価されている。安倍晋三首相は経産相に「速やかに有効な措置を」取るよう求めた。水漏れは今後12月末までに、1日あたり60トンに減少する見込みだと、諸当局は声明を発表している。クリラッド(放射能 に関する調査および情報提供の独立委員会)のローラン・デボルデ事務総長は、これらの声明からは、汚染水がもたらす健康リスクへの評価が十分にできていないと考えている。彼は、発生して今や2年以上のこの突発事故の対応について、日本の透明性の欠如を嘆いている。








ローラン・デボルデ



クリラッド事務局長




「この水はどこへ行くのか?沿岸に出るだけなのか?さらに沖合まで出るのか?地下水面や発電所の下に流れ込むのか?」




聞く (01:01)



07/08/2013 聞き手 ジュリエット・ゲールブラン

















(投稿者より)



RFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦ください。



「フクイチの汚染水が太平洋に流出している」、2011年3月の事故発生直後からその指摘はありましたが、2年以上が経ち、事態は地下水系を巻き込む大事に発展した末に、東電と当局がやっとそれを認めて動き出しました。事態は改善するかもしれません。もう取り返しがつかないかも知れません。いずれにせよ、最近の記事をまとめて投稿いたします。



細かいところはアバウトなメディアですから、数字などの検証は自分で裏取りする必要がありますが、大きな流れは掴めると思います。



汚染水はタンカーで柏崎に運んで処理せよ」、当初から声を出していた人はいたのです。これに乗っていれば、、汚染水の問題はこれほど大きくならなかったでしょう。タンカーの建造・購入代金など、日本の経済力からすればたかが知れたものです。何とも馬鹿な話ですが、馬鹿では済まないほど問題は大きくなっています。