日本で、財務相が挙国一致政権を呼びかける(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/910.html#c4











(Au Japon, le ministre des Finances appelle à un gouvernement d’union nationale: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20110813-japon-le-ministre-finances-appel-gouvernement-union-nationale





日本−記事発表:2011年8月13日土曜日−最終更新:2011年8月13日土曜日





日本で、財務相が挙国一致政権を呼びかける





記者:RFI











日本で、財務相が全ての政党に挙国一致政権を組むよう呼びかけ始めている。同氏によれば、2011年3月11日の地震津波から国を復興させるには、それが最善の方法だ。中道左派菅直人政権の支持率は15%に下落したが、同首相は荒廃した東北地方の再建計画を未だに提示できていない。





報告:RFI東京駐在記者フレデリック・シャルル





野田佳彦財務相は、半世紀以上にわたり権力を独占した自民党、仏教セクト創価学会に近い公明党との挙国一致政権を創設したいと考えている。



この財務相が属する中道左派民主党を支持する国民は、たった15%だ。保守政党自民党の政権復帰を望む国民も多くはない。自民党が政権を担当したこの20年、日本経済は衰退を続けた。政治家・官僚・経済界・メディアの共謀という文化の進展に、日本は耐えてきた。福島の原発事故は、かなりの部分、この文化に責任がある。



半世紀以上にわたる保守政党の支配を終わらせるために、政権に就いたこの中道左派政党は、あらゆる官僚の権力による影響を削減すると約束していた。官僚はいまもこの国を日々制御している。



財務相が属する政党はいまや、権力の座にあった時の保守政党と変わりない。この党は、官僚にコントロールされているのと同然だ。そして、財務大臣は、省の高官たちに鼻の頭を引き回されていることで非難されている。国民がいまや政権にある多数党と同じくらいに野党を拒絶しているとしても、驚くにあたらない。











(投稿者より)



RFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。



衆参両院に議席を持つ公党に「セクトに近い」という言葉を使うのは問題があるかもしれませんが、記者がそう書いている(le parti Komeiko, proche de la secte bouddhiste Soka Gakkaï)以上、仕方がありません。念のため、ウィキの仏語ページでも調べましたが、やはり阿修羅の皆様が理解している通りの意味でした。



また、「省の高官たちに鼻の頭を引き回されている」(d’être mené par le bout du nez par les mandarins de son ministère)と直訳しておきました。「言いなりだ」がこなれた表現ですが、やめておきます。



政権交代後の民主党政権は、やり方が上手だったら、官僚の反発を買うことなく、むしろ、官僚の協力を得ながら政治家主導のシステムに組み替えることができたかもしれません。民主党には、その知識も技量もありませんでしたが、長妻厚労相はこれに真摯に取り組んでいました。手法が稚拙に見えたのは経験がなかったからで、これは仕方がありません。



だだ、ほとんどの議員にはその胆力もありませんでした。トロイカの一角である菅財務相こそが、官僚の十字砲火を浴びながらでも、先頭に立ってそれをやるべきでした。刀折れ、矢尽き、官僚たちに省を叩き出されても良かったのです。むしろ、そうなれば、党の元代表を干し上げる程の官僚の有様を浮き彫りにすることができました。



それをやり遂げていたなら、菅直人氏のその後の政治家人生は全く違ったものになっていたでしょうが、結局、ミイラ取りはミイラになり、今の菅政権はミイラの集団です。この記事の主人公も、その1人です。



呼びかける本人、呼びかける相手、そして、それを取り巻く人々。本当は、全員退場すべきなのです。彼らのために、日本の国土の一部には既に人が住めず、場合によってはそれが永遠に続きます。今後、このためにどれだけの影響が国民の生命に及ぶのかも、誰にも分かりません。彼らはお金を大事にするようですが、国土も生命もお金では買えません。物事の次元が違うのです。



私たちが民主党に政権を託したのは、マニフェストを実施してもらうためです。彼らはその約束を反故にしたばかりか、国土の一部に人が住めなくなるという事態を作ってくれました。



この記事は、RFIの定時ニュースのトップで、全世界に流されています。恥ずかしいことですが、本当のことですから仕方ありません。今後は、マニフェストを守る意思のある方、国民の生命と生活を守る意思のある方だけでいいですから、その矜持を見せていただきたいです。