自由貿易協定に向けた、EUと日本の交渉(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/699.html











(Négociations entre l’UE et le Japon pour un accord de libre-échange: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20110528-negociations-entre-ue-le-japon-accord-libre-echange







欧州連合/日本

記事発表:2011年5月28日土曜日

最終更新:2011年5月28日土曜日






自由貿易協定に向けた、EUと日本の交渉





RFI











欧州連合と日本は、自由貿易協定を視野に入れた交渉に着手する。これが成立すれば、加盟27カ国と日本の間の貿易障壁は除去されるだろう。2011年3月の津波を経て、日本が経済を立て直さなければならない今、これは落ち込んだ貿易を再び活性化する方法だ。





この10年、 欧州連合と日本の貿易は減少を続けた。欧州の日本向け輸出は年間約450億ユーロと停滞を続け、一方、日本の欧州向け輸出は、2000年には920億ユーロだったが、2010年はたったの650億ユーロとなり、30%減少した。その間、欧州は中国製の情報・電子機器の輸入を増やしてきた。



欧州連合と日本の自由貿易協定は、日本が地震津波の影響を被っているとしても、本質的な狙いは貿易の緩和と見ていい。そのため、日本は欧州向け輸出を増やすために、関税の撤廃に関心を持っている。2010年に欧州連合と韓国が自由貿易協定を結んだので、日本製品は一層激しい競争に晒されている。



欧州側は、欧州企業が日本国内の公共事業に参入することを妨げる障壁を、日本が撤廃することを望んでいる。











(投稿者より)



日本がEUとEPA締結に向けた交渉を開始したことを伝えた、フランスRFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。



日本のメリットは日本製品の輸出拡大のようです。輸出企業が利益を上げるための交渉をするわけです。これが国民の利益になればいいのですが、この10年近くの動きを見ると、企業だけが太っていくということは容易に予測できます。



一方、欧州のメリットは公共事業への参入です。水やエネルギーなど、国民生活に直結した事業が欧州企業の手より、資本の論理に基づいて運営される可能性があります。



「だからEPAには反対」とは言いません。自由な二国間貿易は大切です。しかし、日本経済が弱体化した今、国民生活の安定を主眼とした経済の立て直しを行わないと、自由貿易によって日本社会が食い物にされる危険が発生します。そのような危惧を抱いています。





※ 2017.7.2 訳文を見直しました。